マニコレにおけるアグロフォレストリーの世帯経済における影響分析

プロジェクトマネジャーの武田が東京大学大学院にて実施した、マニコレにおけるアグロフォレストリーの世帯経済における影響分析に関する研究について、「Food and Suntainability」のビデオにて少し紹介させていただきました。

https://youtu.be/hD6AcftltNY(英語)


アグロフォレストリーは森林保全と収入向上を両立させる手段として導入されていたものの、価格変動が激しく、かつ多様な作物を複数の仲介人に販売する農家は自らの年収を全く把握しておらず、経済データが不在のためその経済効果は明らかにされていませんでした。


そこで毎月の訪問の際に収入や支出、食料購入費や自家消費について記帳してもらい、毎月の技術研修の際にデータを確認する作業を1年かけて行いました。


分析結果は、【マニコレ におけるアグロフォレストリーは下記の点において世帯経済に貢献し得る】と言うことでした。 ①農業収入の向上 ②価格変動や気候イベント(洪水や干ばつ等)のダメージ緩和による、農業収入の安定化 ③食料確保への貢献


ただ、もう一つ大事なFindingsとしては、

●アグロフォレストリー導入農家間での農業収入格差は、非導入農家グループの倍以上あり、アマゾンのように市場アクセスが極端に悪い地域においては、「高付加価値をつけ、適切に流通させ、きちんと利益向上につなげる」というステップなしには、「経済」面での効果は限定的となる。

ということでした。


この研究では、アグロフォレストリーの環境面の評価は行いませんでしたが、IPCC特別報告書「気候変動と土地(Climate Change and Land)(2020)」 においても、アグロフォレストリーは 1)砂漠化、 2)土地劣化、 3)食料確保、 4)気候変動緩和、 5)気候変動適応 の5点全てにおいて、ポジティブな影響を低コストでもたらす施策として評価されています。 https://www.ipcc.ch/srccl/

その高ポテンシャルな施策を持続的に取り入れるためには、やはり「経済面」でもしっかりと効果を出さねばなりません。

まさにこれが、クルミン・ジャポンが取り組んでいることです。


クルミン・ジャポンは企業や大学、様々なアクターと協働し、 草の根でのアグロフォレストリー技術の普及と同時に、 様ざなま形での高付加価値化を取り入れることで、長期的かつ効果的なアマゾンの森林保全を目指しています。

カカオを始め、アマゾンの森全体でこの作業を丁寧にしていくことが目標です。

人も、地球も元気になる循環を生めますように。

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