「フィージビリティ」を超えた思い。

地球環境基金の支援で新たにカカオ乾燥台を設置した農家Suzimar さん。

プロジェクトの一環で、参加型オーガニック認証も取得しました!


2017年に初めて日本にカカオを輸出した時は、カカオ発酵ができる農家さんは2人しかいませんでしたが、今で20人以上ににまで増え、先日も新しい地域での関心ある農家グループ向けにワークショップを行ったばかり。


1行政区から始まった取り組みが、今では7市まで広がり、対象流域も広がっています。

(アグロフォレストリーを取り入れたり、カカオを発酵農家に販売する農家でいえば、50人以上。対象範囲も約600km≒東京ー大阪以上の距離に渡ります。)


「20人」と言うと、ちっぽけな数に聞こえるかもしれませんが、私達にとっては、とても意味のある前進です。


私達のパートナー農家さん達は、Ribelinhoと呼ばれるアマゾンの伝統的住民達。基本、保守的で、警戒心も高いです。

今思い返してみると、私がアマゾンに通い始めた時、農家さん達にも、現パートナー企業/団体にも『この日本人は何しにきたんだ?』と警戒されていたな、と思います。


そしてその警戒心の理由も、今となっては何となく分かります。


アマゾンには好奇な関心が向けられることも少なくないし、資源も豊富なこの地域に、調査に来るひとは少なくありません。

ただ「フィージビリティ」の段階で断念されることが多く、戻ってきて、継続的に関わり続ける人は圧倒的に少ない。

住民達も、「調査」しに来ては去っていくばかりの人々を散々見てきているのです。“また結局、何もやらないんだ”と。


携帯電波入らない。 道路もない。 人材もいない。 マーケットアクセスも、組合も、ない。


ないないづくしの中で、「フィージビリティ」の観点で考えれば『無理』もしくは『採算が合わない』のです やってみると『なぜ誰もやってないか』も十分理解できます。


それでも、私達はここで事業を行います。


「フィージビリティ」と言う軸では測れない思いがあり、 「ないないづくし」でも成り立つ事業を日本・ブラジルのNPO/企業力を合わせて生み出したいと奮闘しています。


通い続け、一緒に寝泊まりし、どうにかして彼らのカカオをより価値をつけて購入し続けようとする中で、やっと農家さん達が「仲間」として認めてくれるようになったと感じています。


その信頼に報いるためにも、継続してインパクトを生める仕組みづくり・人づくりを目指していきます。





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